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アイテム
トラフグ日本海・東シナ海・瀬戸内海 2. 海洋環境と生態系への配慮
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/2013899
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/201389907624341-5107-45fe-b073-00917c48ffbb
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2025-03-19 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | トラフグ日本海・東シナ海・瀬戸内海 2. 海洋環境と生態系への配慮 | |||||
言語 | ja | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
竹茂, 愛吾
× 竹茂, 愛吾× 小畑, 泰弘× 岸田, 達 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 東シナ海においてトラフグを漁獲する漁業による生態系への影響の把握に必要となる情報については、当該海域は我が国周辺の多獲性浮魚類の重要な産卵海域、及び育成場であることから、海洋環境と生態系、魚類生産に関する研究の歴史は古い。海洋環境及び漁業資源に関する調査が水産研究・教育機構、関係県の調査船によって毎年実施されている。ただし、統計法に則り行政機関により県別・漁業種類別・魚種別漁獲量等は調査され公表されているが、混獲や漁獲物組成に関する情報は十分得られていない。 評価対象種を漁獲する漁業による他魚種への影響のうち、混獲利用種については、はえ縄はサバフグ、マフグで資源状態は懸念される状態と考えられた。釣りは魚種に対する選択制が強く他魚種への影響は軽微と考えた。小底はマダイ、チダイ・キダイ、コウイカ、シログチ、タマガンゾウビラメ、メイタガレイ、カワハギ、コモンサカタザメ、アカエイ、トカゲエソ、コクチフサカサゴ、オニオコゼ、トカゲゴチ、マアジ、シロギス、ヒメジ、ヒラメ、ウマヅラハギ、コモンフグとしたが、そのうちウマヅラハギ、かれい類、えそ類、かさご類、こういか類、その他ふぐ類では資源が懸念される状態にあった。小型定置網ではマアジ、ブリ、アオリイカ、さば類、アカエイ、マダイ、ヒラメ、カワハギ、コモンフグ、カタクチイワシ、スズキ、ムツ、ショウサイフグとしたが、そのうちカタクチイワシ、その他ふぐ類の資源が懸念される状態であった。混獲非利用種については、はえ縄、釣りは漁具の選択性が比較的高いと考えられることから目立った混獲非利用種はないと考えた。小底はミノカサゴ、テンジクダイ、クラカケトラギスとしたが、いずれの種も混獲のリスクは低かった。小型定置網はゴンズイ、ネンブツダイ、クサフグ、ミズクラゲとしたが、いずれも混獲のリスクは低かった。対象海域に分布する希少種のうち、アカウミガメとアオウミガメは寿命が長いため中程度の影響リスクが認められたが全体としては低いと考えられた。 食物網を通じたトラフグ漁獲の間接影響については、本種は毒を有する魚であるため、捕食者はほぼ存在しないのではないかと考えられる。餌生物としては、カタクチイワシ、マイワシ等の魚類、えび類、かに類が挙げられる。トラフグがいわし類の資源変動を引き起こしている可能性は低いと考えられる。トラフグとの関係は不明であるが、かに類の漁獲量が減少傾向であった。競争種は近縁のサバフグ、マフグとした。これらの種はトラフグ同様、減少傾向と見られた。 漁業による生態系全体への影響については、東シナ海区において平均栄養段階の大きな経年変動が認められたが、浮魚の増減によるものであり、評価対象漁法による影響とは認められなかった。海底環境への影響としては、小底の漁獲物平均栄養段階が長期的に増加しており、生態系構造の変化が認められた。水質への影響については、対象漁業からの排出物は適切に管理されており、負荷は軽微であると判断された。大気環境への影響について、CO2排出量は中程度と判断された。 |
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言語 | ja | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | TableOfContents | |||||
内容記述 | 2. 海洋環境と生態系への配慮 概要 評価範囲 2.1 操業機の環境・生態系情報,科学調査,モニタリング 2.1.1 基盤情報の蓄積 2.1.2 科学調査の実施 2.1.3 漁業活動を通じた海洋環境・生態系のモニタリング 2.2 同時漁獲種 2.2.1 混獲利用種への影響 2.2.2 混獲非利用種への影響 2.2.3 希少種への影響 2.3 生態系・環境 2.3.1 食物網を通じた間接作用 2.3.1.1 捕食者への影響 2.3.1.2 餌生物への影響 2.3.1.3 競争者への影響 2.3.2 生態系全体への影響 2.3.3 種苗放流が生態系に与える影響 2.3.3.1 種苗遺伝的健全性確保のための必要親魚量確保 2.3.3.2 遺伝子撹乱回避措置 2.3.3.3 野生種への疾病蔓延回避措置 2.3.4 海底環境への影響 2.3.5 水質環境への影響 2.3.6 大気環境への影響 引用文献 |
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言語 | ja | |||||
内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | Ver.1.0.0 編纂:岸田 達, 松川祐子, 大関芳沖 編纂責任者:大関芳沖 |
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言語 | ja | |||||
bibliographic_information |
ja : SH"U"N サスティナブルでヘルシーな “うまい” 日本の魚プロジェクトホームページ(閉鎖) 巻 62, p. 21-51, ページ数 31, 発行日 2021-11-26 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 水産研究・教育機構 | |||||
言語 | ja | |||||
情報源 | ||||||
関連タイプ | isPartOf | |||||
識別子タイプ | Local | |||||
関連識別子 | SHUN_section2_62 | |||||
言語 | ja | |||||
関連名称 | SH"U"Nプロジェクト評価結果 | |||||
出版タイプ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |