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アイテム
塩釜港内水に及ぼす廃水・陸水の影響(1)
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/2007022
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/20070224780a3bc-b267-4d1e-aff1-d344e18fd6fe
Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2024-06-10 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 塩釜港内水に及ぼす廃水・陸水の影響(1) | |||||
言語 | ja | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
その他(別言語等)のタイトル | ||||||
その他のタイトル | 第1報 港内水の一般的性状 | |||||
言語 | ja | |||||
著者 |
谷田, 専治
× 谷田, 専治× 奥田, 泰造× 佐藤, 重勝 |
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内容記述 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | こゝに得られた結果は、平常時に於ける状態として取扱うことは妥当でないかもしれないが、これらの調査時期の前後に於て港内で養殖されている生物等に特別の異常があったことは聞いていない。従って何か不慮の事態が生じた場合、その原因について考えるにあたって、いろいろ参考資料として役立つものと考えられる。上述の結果を要約すると以下の様になる。I.水質について(1)夏季の塩素量は冬季よりも一般に著しく低い。干潮時にはSt.4の運河河口や、最奥部St.1の表層を中心として低鹹水が張り出すが、満潮時にはその低鹹水は押し込められ、表層でも可成り塩素量は高い値を示す。(2)過マンガン酸カリ消費量は一般的にいって、干潮時には表層部に高い分布がみられ、満潮時には、10mg/L以上の高い値を示すのは、St.3以奥の水域であった。(3)酸素飽和度は潮刻により、また夏季と冬季で著しく異なり、夏季は大部分の地域が未飽和状態であったが、冬季には過飽和か、飽和に近い状態であった。冬季でも最奥のSt.1の下層では40%以下の値を示すことがあった。(4)pHは酸素飽和度と同様、夏と冬で大差があり、夏には一般に低かった。(5)透明度は港奥から港口に進むに従って高くなり、満潮時には干潮時よりも一般に高い。II. 底質について(1)灼熱減量・硫化物含量共に、港口部から港奥にかけて漸増し、特にSt.3附近から奥部では著しい高い値を示した。(2)航路外側の浅い地域では、一般に航路よりも灼熱減量・硫化物含量はともに低かった。III. プランクトンについて(1)運河河口のSt.4,中の島からの放水路にあたるSt.3及び最奥のSt.1では、干潮時に淡水性種が出現することが多い。(2) St. 2はDiatomの増殖水域で、赤潮と思える程の数量を示した。(3)St.5・6の港口寄は湾外性が強くなり、Diatom等も漸減している。IV. 底棲動物について(1)底棲動物ではゴカイ類が大部分を占め、これについでホトトギス・ヒメシラトリ・シヅクガイがみられた。その他の種類は僅少であった。(2)港口部のSt.5・6及び航路外側の浅い地域では、種類数、密度も大きく、港奥に向って漸減している。(3)港奥のSt.1・2は全く底棲動物はみられず、死殻も極めて少くなっている。以上水質・底質の性状及びプランクトン・底棲動物の分布から考え、平常時(最密な意味ではなく)に於ては、港奥水及び貞山運河からのかなり汚染性の淡水は、干潮時には港口部まで張り出すが、満潮時には港奥或は運河上流に押し込められる。そして常時著しい汚染状態にあると考えられるのは、St.3附近から港奥部であるといえる。 | |||||
言語 | ja | |||||
書誌情報 |
ja : 東北海区水産研究所研究報告 en : Bulletin of Tohoku Regional Fisheries Research Laboratory 巻 9, p. 165-181, ページ数 17, 発行日 1957-03 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 東北海区水産研究所 | |||||
言語 | ja | |||||
出版者 | ||||||
出版者 | Tohoku Regional Fisheries Research Laboratory | |||||
言語 | en | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||
収録物識別子 | 0049-402X | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN00167637 | |||||
情報源 | ||||||
識別子タイプ | Local | |||||
関連識別子 | tnf_k_9_165 | |||||
関連サイト | ||||||
識別子タイプ | URI | |||||
関連識別子 | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010843881 | |||||
言語 | ja | |||||
関連名称 | 日本農学文献記事索引(agriknowledge) |