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  1. 機関資料
  2. 旧機関資料
  3. 水産工学研究所

照洋丸による延縄操業合理化の研究 (3)

https://fra.repo.nii.ac.jp/records/2007953
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/2007953
7788335f-d1da-4c8a-8ccc-cf36cfe94b38
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2024-06-19
タイトル
タイトル 照洋丸による延縄操業合理化の研究 (3)
言語 ja
タイトル
タイトル Experiments on the Rationalization of Long-Line Fishing by the Shoyomaru III On the general view of the experiments 1967 to 1969
言語 en
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ article
アクセス権
アクセス権 metadata only access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_14cb
その他(別言語等)のタイトル
その他のタイトル 昭和42,43,44年度における操業試験概要
言語 ja
著者 下崎, 吉矩

× 下崎, 吉矩

ja 下崎, 吉矩

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 昭和41年から44年まで,4年間にわたる操業試験において,漁撈装備,漁具の改良,改修を重ねた結果は前述のとおりで,その操業性能は年毎に向上し,44年度においては,その投縄性能を投縄速度で比較すると,合繊繩では従来方式の鉢縄とほほ同等以上の域に達することが出来,ポリエステル混撚のステンレスワイヤロープ幹縄でさえも各操業ステーション毎の平均で89%の速度で投縄出来,しかも何等の投縄事故を生ずることがなかった。これらの数値は,各操業ステーションの平均値であり,操業 ST No.の後半で比較すれば,照洋丸の場合には投縄操業上,パワーリール方式で操業速度,操作上の問題はほぼ取除かれたことになった。このことが可能になったのは,(1)投縄機のローラーを2段駆動方式とし,ローラー自体の重量を軽減したこと,漁撈リールと投縄機間の幹縄張力を5~10kgw に保持するためのオートテンション機構がほほ理想的に働いたことによるであろう。これは,駆動ローラーを改良したことと幹縄の伸びが一定したことに起因するところが大きいであろう。しかし,照洋丸の投縄機は駆動ローラーの溝の幅が小さく,曲率が大きい点が容易に改善されることが出来なかった点で,投縄中の縄外れの不安が残されたことは残念であった。安定した投縄が出来た漁具を幹縄材料別にみるとP.Pモノヒラメンと鉛芯入り(ダンラインタイプ)ロープ漁具で,伸度の小さいこと,摩擦係数の大きいこと,破断強度の大きいこと等がその要因になっているものと考えられる。他の合繊縄についてもこれらの要素の大きいもの程優れた性能をもつものと考えられる。これらの要因となった材料の特性については別途報告したい。揚縄性能についても,ライソホーラー揚縄方式では合繊縄の揚縄速度は平均において,従来行われて来た鉢縄方式の揚縄速度と同一の3.0m/sとなった。二連リール揚縄方式では,平均の速度で鉢方式の93%で少し性能が低くなるようであるが,これは,ラインホーラー方式に較べてプラン捲きの処理に多く時間をとられ勝ちであること,揚縄リールの切換えに凡そ30~60秒(15鉢毎に切換える)を要することなどが主な原因である。合繊幹縄の繊維種類別にみると,P.P フラットタイプモノヒラメント(ダンライソタイプ)鉛芯入りロープ漁具の揚縄速度が最も大きく,この種だけが従来の鉢方式ビニロン縄の揚縄速度をしのいだ。これはこのロープがクロス打であるために,ブラン捲きが非常に少なかったこと,摩擦係数が大きくてスリップがなく,揚縄し易かったことが主な原因であったと考えられる。これらの原因となった要素の大きい材料程揚縄速度が大きかったものと考えられる。これらの要因の分析については後日報告したい。合繊混撚ステンレスワイヤロープで延縄の揚縄速度は,鉢方式ビニロンの揚縄速度に較べ,ラインホーラー揚縄では73%,二連リール揚縄では83%であったが,何れの場合も他の漁具に較べて,海上破断事故が多かったことが揚縄速度低下につながった第1の原因と考えられる。この事態の改善にはロックの材質の改良が考えられなければならない。またブラン捲防止策としてスイブル(さるかん)を使用したが,さるかんのサイドローラーとの衝突による漁具の破断も揚縄速度低下要因として見逃せない。ワイヤー漁具にスイプルの使用が必要であるかどうかを含め,漁具のこの面での検討が必要であろう。ワイヤ幹縄操業では二連リール揚縄の方が揚縄速度が大きいという結果が得られているが,これは,ワイヤ幹縄に時として大きな張力が働いたとき,サイドローラーによってキンクを生じさせられ,これがラインホーラー通過後キンクとなって,漁撈リールへの捲込までの過程の中で漁具もつれを発生させ,揚縄を中断させる原因となることに由来すると考えられることに由来するが,これについては今後十分検討を行うことが希まれる。二連リール揚縄の揚縄速度阻害要因の大なるもう一つはブラン捲である。しかしこれには継手スプリングなど有用なものが開発されつつあり,これによって揚縄速度はかなり増大することができるものと考えられる。今迄述べて来たところから,現在の装備で操業する場合揚縄速度に関する限りでは合繊縄の揚縄方式はラインホーラー(L.H)揚縄方式が優れ,合繊混ステンレスワイヤ漁具の揚縄には二連リール(DPR)揚縄方式が優っているものとみることが出来る。操業人員の配置については,図にあげたものが標準であり,従来の鉢方式操業に較べて,投縄では1~2名,揚縄では2~3名程度少い5人程度で操業出来ることが立証された。省人できる人員数としては差程顕著ではないが,労働量は可成り大幅に軽減されるものとみられる。なお,これら操業の性能に関しては,操業短縮率,釣獲率,漁具材料特性などの要因が入りこんでおり,その正確な評価は,これらの要因の分析の上に行われることが必要であり,これについては爾後において報告したい。
言語 ja
bibliographic_information ja : 水産工学研究所技報. 漁業生産
en : Technical report of National Research Institute of Fisheries Engineering. Fishing gear and methods

巻 2, p. 13-65, ページ数 53, 発行日 1984-03
出版者
出版者 水産工学研究所
言語 ja
出版者
出版者 National Research Institute of Fisheries Engineering
言語 en
item_10002_source_id_9
収録物識別子タイプ PISSN
収録物識別子 0289-5153
item_10002_source_id_11
収録物識別子タイプ NCID
収録物識別子 AN00048467
情報源
識別子タイプ Local
関連識別子 nrife_gs_2_13
関連サイト
識別子タイプ URI
関連識別子 https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010352844
言語 ja
関連名称 日本農学文献記事索引(agriknowledge)
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Ver.1 2024-06-19 05:41:14.328836
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