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真珠養殖漁場の養殖海洋学的研究 2. 英虞湾内の４点において生産される真珠品質の比較と海況について
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/2008969
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/2008969303781b0-48e9-4435-a13d-9604347f048f
| Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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| 公開日 | 2024-06-27 | |||||
| タイトル | ||||||
| タイトル | 真珠養殖漁場の養殖海洋学的研究 2. 英虞湾内の４点において生産される真珠品質の比較と海況について | |||||
| 言語 | ja | |||||
| タイトル | ||||||
| タイトル | The oceanographical studies on the pearl culture ground. II. On the comparison with the qualitias of the pearl which cultured at the four stations in Ago Bay, and the ocoanographical observations for them | |||||
| 言語 | en | |||||
| 言語 | ||||||
| 言語 | jpn | |||||
| 資源タイプ | ||||||
| 資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
| 資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
| アクセス権 | ||||||
| アクセス権 | metadata only access | |||||
| アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
| 著者 |
沢田, 保夫
× 沢田, 保夫× 丹下, 孚 |
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| 抄録 | ||||||
| 内容記述タイプ | Abstract | |||||
| 内容記述 | 1) 近年三重県英虞湾において問題とされている漁場生産力の減退現象に関する一接近として，英虞湾内のそれぞれ性格を異にすると考えられる４点において，垂下養成を行なつて得た真珠品質の比較ならびに養成期間中の海況の観測を行なった。 2) まず真珠品質の比較においては，次のような知見が得られた。 a. 真珠の色については，４点間のクリーム・ゴールド系の出現率に差が認められた。 b. 巻きは，４点間およびそれぞれの垂下深度によつてかなり多様な差異を示すことがわかった。 c. 一部照りと巻きとの関連について確かめてみたが，かなり巻きの劣るばあいには，相対的に照りの優れたものの出現率もまた低いことを認めることができた。 d. なお，同時に行なったアコヤガイの成長の測定の結果，推計学的な差異は巻きのばあいほど明らかでなかつたが，全体の傾向は巻きのばあいとほば一致した。 3) 次に，海況については，水温，塩素量，溶存酸素量，水中濁度，透明度，水中照度および懸濁質係数の変化について述べた。全般的に，これらの諸条件の養成期間中における推移傾向は，４点間においてほぼ近似していたが，海況の変化をもたらす主要な要因としての陸水の影響程度については，それぞれの相対的な傾向を認めることができた。 4) 以上を綜合して，下記のようなことが考えられる。 a. 真珠の色については，クリーム・ゴールド系の出現率に関する限り，垂下深度よりも漁場間の差が大きいと推論される。そして，その出現傾向と陸水の影響の強弱との間には関係があると思われる点が注目される。しかし，色のこの出現傾向については，漁場生産力の減退としての品質の低下とは切り離して考えるべきであると思う。 b. 巻きについては，その差異，特に垂下深度によるものについて若干の海況の観測結果からする考察を行なつた。そして，漁場生産力の減退とされる品質の低下は，一部確かめた照りとの関連を含めて，一応主として巻きの低下に集約することが可能であると思われる。 c. 漁場生産力減退の機構については，相互に深く関連をもつものではあるが，これをいわゆる漁場の老化とするものと密殖によるとするものとの二つの主要な方向が想定されており，今回得られた知見からは，品質の低下に関する限り，前者をもつて説明するのはかなり困難であるのに対し，後者と考えるばあいにはうなづかれる点が多い。したがつて，今後のこの問題に関する研究は，集約して巻きの低下を結果とするいわゆる密殖の問題と想定し，しかも，それがかなり狭い漁場空間の中で差異を示すものであることを考慮しながら展開されるべきであると考える。 |
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| 言語 | ja | |||||
| 書誌情報 |
ja : 国立真珠研究所報告 en : Bulletin of the National Pearl Research Laboratory 巻 5, p. 459-480, ページ数 22, 発行日 1959-12-25 |
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| 出版者 | ||||||
| 出版者 | 国立真珠研究所 | |||||
| 言語 | ja | |||||
| 出版者 | ||||||
| 出版者 | National Pearl Research Laboratory | |||||
| 言語 | en | |||||
| 書誌レコードID | ||||||
| 収録物識別子タイプ | NCID | |||||
| 収録物識別子 | AN00091717 | |||||
| 情報源 | ||||||
| 識別子タイプ | Local | |||||
| 関連識別子 | pearl_k_459 | |||||
| 関連サイト | ||||||
| 識別子タイプ | URI | |||||
| 関連識別子 | https://jp-pearl.com/wp-content/uploads/2018/04/houkoku005.pdf#014 | |||||
| 言語 | ja | |||||
| 関連名称 | 日本真珠振興会Archive | |||||
