WEKO3
アイテム
クロマグロ北西太平洋 2. 海洋環境と生態系への配慮
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/2013754
https://fra.repo.nii.ac.jp/records/2013754d75c7ee3-71b7-480e-8158-9fa3f4256812
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||||
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公開日 | 2025-03-12 | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | クロマグロ北西太平洋 2. 海洋環境と生態系への配慮 | |||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
言語 | ||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||
著者 |
竹茂, 愛吾
× 竹茂, 愛吾× 米崎, 史郎
WEKO
801
× 岸田, 達× 宮本, 麻衣 |
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抄録 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||
内容記述 | 生態系への影響の把握に必要となる情報、モニタリングの有無については、1980~88年のマリーンランチング計画や1992年以降の水産庁事業による調査などにより、太平洋の日本周辺水域においてクロマグロ仔稚魚調査、幼魚・成魚調査などが実施され、部分的だが利用できる情報がある。太平洋の日本周辺海域において、クロマグロ仔稚魚、動物プランクトン、海洋環境に関する調査を定期的に実施している。1952年から漁業種別の漁獲量、1990年半ばからはえ縄、まき網、ひき縄、定置網などで漁獲物組成等について部分的な情報が収集可能となっている。 評価対象種を漁獲する漁業による他魚種への影響として、混獲利用種に対する影響の評価については、大中型まき網、ひき縄、はえ縄は影響なし、大型定置網は資源状態の良くない種が含まれる状況であった。混獲非利用種に対する漁業種類別の評価は、まき網、はえ縄、ひき縄は影響なし、大型定置網は情報がなく評価出来なかった。環境省によるレッドデータブック掲載種の中で生息域が評価対象海域と重複する動物の中で海亀類のリスクは中程度とされた。 食物網を通じたクロマグロ漁獲の間接影響、漁業による環境への影響については、クロマグロはほぼ生態系の最高位に位置すると考えられるため、捕食者は無視しうる。クロマグロは日和見食性とされるため、日本周辺で資源量が大きい多獲性浮魚類の合計の資源量を検討したところ、餌料生物の状況は安定していた。温帯性マグロであるビンナガ、温帯域に分布の中心があるメカジキ、マカジキ、ヨシキリザメ、及び我が国周辺海域に分布するブリを競争者と考えたところ、マカジキの資源状態が懸念される状態であった。2004年から2017年の大海区別の総漁獲量と漁獲物平均栄養段階(MTLc)を求めて検討した結果、クロマグロの漁獲量の変動が総漁獲量やMTLcの経年的な変化に及ぼす影響は少ないと推定された。はえ縄、ひき縄、まき網は海底への影響は考えられず、定置網は網を固定するためのおもりやアンカーを使用するほか、大型構造物として沿岸域の流れを変え澱みを作る可能性が懸念された。2018年の評価対象海域における環境関連法令違反の中で対象漁業が検挙された例は認められず、対象漁業からの排出物は適切に管理されていると判断された。単位漁獲量あたり排出量(t-CO2/t)については、大中型まき網は我が国漁業の中でも低いCO2排出量となっているが,沿岸まぐろはえ縄では、全体の中程度であると判断された。 |
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言語 | ja | |||||||||||
内容記述 | ||||||||||||
内容記述タイプ | TableOfContents | |||||||||||
内容記述 | 2. 海洋環境と生態系への配慮 概要 評価範囲 2.1 操業機の環境・生態系情報,科学調査,モニタリング 2.1.1 基盤情報の蓄積 2.1.2 科学調査の実施 2.1.3 漁業活動を通じたモニタリング 2.2 同時漁獲種 2.2.1 混獲利用種 2.2.2 混獲非利用種 2.2.3 希少種 2.3 生態系・環境 2.3.1 食物網を通じた間接作用 2.3.1.1 捕食者 2.3.1.2 餌生物 2.3.1.3 競争者 2.3.2 生態系全体 2.3.3 海底環境(着底漁具を用いる漁業) 2.3.4 水質環境 2.3.5 大気環境 引用文献 |
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言語 | ja | |||||||||||
内容記述 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||||
内容記述 | Ver.1.0.0 編纂:岸田 達, 玉井 文, 大関芳沖 編纂責任者:大関芳沖 |
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言語 | ja | |||||||||||
bibliographic_information |
ja : SH"U"N サスティナブルでヘルシーな “うまい” 日本の魚プロジェクトホームページ(閉鎖) 巻 34, p. 18-48, ページ数 31, 発行日 2020-02-20 |
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出版者 | ||||||||||||
出版者 | 水産研究・教育機構 | |||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
情報源 | ||||||||||||
関連タイプ | isPartOf | |||||||||||
識別子タイプ | Local | |||||||||||
関連識別子 | SHUN_section2_34 | |||||||||||
言語 | ja | |||||||||||
関連名称 | SH"U"Nプロジェクト評価結果 | |||||||||||
出版タイプ | ||||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |